車修理業界の高齢化、人手不足について語ります。
2026/03/10
自動車修理業界の人手不足が深刻
高齢化は車業界だけではないが、あまりにも若者の志願者が少ない。なんでなのか解き明かしていきます。
初めに。
ここに車検屋さん、整備屋さん、モータース、板金塗装屋などとして書きますが、知り合いや、同業者からの話をまとめて私なりの見解として記載いたします。決して悪口としてとらえないようにしていただけると嬉しいです。目まぐるしく変わっていく世の中をここの文面だけで伝わる訳がありません。ざっくりと解き明かしていければと思います。
筆者:タキザワ自動車代表 滝沢和也
自動車修理業界の高齢化
昭和時代の高度経済成長期の車保有台数は爆発的に伸び、そのおかげか整備士、板金塗装職人、ディーラー含めて大幅に業者の数、職人やスタッフの数が増加した時期でした。
僕が小さなころ1990年ごろは、当社の社員も過去最高の人数を達していたそうです。
そして一人前になった方々は、自分で工場を立ち上げ工場が増えていきました。
現在も整備工場は増えているとのうわさですが、どちらかというと今まで認証工場を取得しておらず、認証工場を取得して明るみになっただけに感じます。もし増えていたとしても次世代のなり手が少ないのは否めないはずです。
ちなみに板金屋と整備屋は違います。
板金屋はキズヘコミなどの鈑金塗装修理、事故車の修理が一般的
整備屋はエンジン修理やブレーキなどの足回り、車検業務が一般的
知り合いのモータースの社長など現在は70代から80代が多く、まさに団塊の世代
その年代の方々が続々と廃業、閉業、倒産に見舞われております。
それは、後継者不足、人手不足が原因の所が多いようです。
これはどの業界も一緒なのかもしれません。
最近の言葉でいうと、人手不足倒産ってやつですかね。
そうなった理由があるから、現在に至る訳です。
他業種はわかりませんが、車業界におけるそういった理由や、しがらみを軽く説明しましょう。
いくつかの要因があるはずです。
まずはこれからいきましょう。
ちょっと前まで、車業界全体の待遇が悪かった
ネットに書かれていた事を抜粋して記載しますね。
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責任重いのに給料安いんだよ!
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いやーシンプルに完璧な意見だと思います。
そのあたり、実際どうなのか解き明かします。
人を安全に運ぶのが車です。
ですが、車を乗る人達のほとんどの方の意見はというと。。。
車検を安くやりたい。
バンパーの傷を安く直したい。
確かに。すごく当たり前だと思います。
格安・激安車検専門店は全国各地にあり、格安の料金で提供。
それに伴い、周辺のモータース、いわゆる整備事業者は価格競争に巻き込まれる。
格安店に仕事を奪われ、ヒマになって倒産した会社もありましたが、それらを乗り越えた会社が今現在残っている優秀な会社です。
しかし。
お金に余裕が無いから新人を入れる事もできず、ずっと長く働いてくれたスタッフに頼る。
新人が入らず、社長もスタッフも高齢になり、
結果としてそのまま閉業、閉店、廃業、倒産になる。
これはキズヘコミ修理の板金塗装業者も同じです。
負の連鎖が続いているような気がします。
良くない会社ばかりではありません。
当時の格安店、激安店に勝つべく差別化をするなの出来た会社は、今残っています。
そういった会社は待遇も良く、若者が頑張っている車屋さんだと思います。
ここまでは町工場ですが、
ディーラーはどうなんでしょうか?
ディーラーは凄く改善されたはずです。求人広告を見ても給料は高い、休みも多い。
待遇は自動車業界では良い方のはず。
でも人手不足が加速しており、外国人実習生に頼っている店舗を良くみかけます。
外国人実習生を雇っている事は非常に良い事ではあるのですが、
期限があるので長い目で見るといなくなってしまいますよね。
全てのディーラーではありませんが、私の部下に聞くと、専門学校の同級生でディーラーに入った日本人の社員全て退職して他の業界に行っているとか。。。なんででしょうかね。
ディーラーを退職した方に聞きました。
ディーラー以上は無いと車業界に見切りをつけてしまう傾向があるようですね。
個人的な意見としては、車好きなのにもったいないですよね。
近年ではあらゆる町の車屋さんで待遇改善され、残業も少なく、週休2日の導入、社会保険、厚生年金など大手企業と変わらない待遇が多くみかけられるようになり、少しは働き手が増えるかな?と信じたいです。
町工場の親父(社長)さんはいい人が多いです。人間味もあり、人が良すぎて損する事もあるでしょう。
ですが大手とは違い、とても大事にしてくれるはずです。
自動車大学校(専門学校)への入学者大幅減少
とある自動車整備学校の生徒数が20年前の半分以下になっていて、経営が危機的状況だと。
本当なのかは不明ですが、さすがに最大人数よりも半分になっていたとしたら、それはまずいですよね。
学校の経営灘に陥る可能性の前に、
生徒が少ないという事は新卒で就職する人が減っている事になるんです。
てことは自動車業界への参入者が大きく減り、それは人手不足へつながっている訳です。
確実に言えるのは、人口減少とは別の問題ですね。
他の流行っている分野の専門大学校は入学者が安定しているとか。。。美容とかアニメ系、ITなどですね。
普通に車業界自体が人気が無いのです。
若い世代の車離れ
筆者のタキザワ社長は45歳です、僕たちの頃は18歳(1998年)になる直前から教習所に通い、誕生日を迎えてすぐに免許証を取得、親の車に乗ってナンパしに行く、仲間で海や山へ行く、夜中までやっているガストなどのファミレスへ行く、無駄なドライブもしました、など様々なシーンで活躍する為に車は必須でした。
当時は車に対する出費がありました。ガソリンも安かったですが、車を月に10000円ローン、保険5000円、ガソリン代10000円としても、車などにもよりますがトータル2万から3万円である程度の車に乗って楽しんだものです。
当時の僕の周りの同世代は同じような境遇だったのではないでしょうか?
当時は携帯電話が1円で販売されてたりと、新しい分野(携帯電話普及)の誕生があり出費は増えましたが、バイトでもなんとかなりました。なんだかんだ楽しかったなぁ。。。それはさておき。
車離れ、近年はどうでしょうか?
若者の車離れといわれるのは10年ほど前から良く聞く気がします。
やはりスマートフォン(以下スマホ)の普及が大きく世の中を変えた気がします。
良い意味でも悪い意味でもそう思いませんか?
スマホ普及により、課金やサブスクがあり、お金はかかるし、情報をいくらでも得ることが可能になった。
スマホ本体代、使用料、他エンターテイメントを見たりするのに合計で月に3万円なんて軽く飛ぶ時代です。
スマホがなければ車買えますね笑
更に全ての物価が上がりました。1998年ごろのレギュラーガソリンは90円前後。今の約半額です。
ガソリンだけではありません、生活費そのものが上がりました。
当時(就職氷河期)よりは時給も上がり、バイトならば働く場所も多く存在して、ある意味良いのですが、
車離れが深刻と聞きます。
そもそもで。 車買う=金かかる がイメージとして定着している。
ローン、保険、ガソリン、毎年の自動車税、車検(自賠責保険、整備代、重量税、他)
確かにお金かかりますね💦でもこれらは1998年当時も同じです、ガソリンは少々高いですけど。
それでもウチの若い社員も含め、全員が自分の車を所有してます。
25歳26歳の若いスタッフが2台持ちですよ。車が好きなんですね~。笑
てことはですよ。お金の問題ばかりではない気がします。
普通に車好きな若者多いですよ。うちのお客様にも若者きますし。
欲しい車種が高すぎて手に入らないというのが多い気がします。
スポーツカーでマニュアル車なんか凄く高いですからね。厳しい世の中です。
情報
スマホにより情報が簡単に得ることができ、いろいろ見えるようになりました。
悪いイメージばかり先行するし、隣の芝は青く見えますし。
車業界は給料が安い、仕事がつらい。
スマホの情報で他の業界がキラキラに見えるんです、そりゃそっち行くよね。
実際に青い芝の所が多数なんですもの。
でも、車業界もちゃんとキラキラで青かったりするんですけどね。
車業界は発信力が足りないような気がします。
いい所もあるんだけどなぁ~。。。
果たして、車業界はそんなに悪い業界なんでしょうかね?
高卒でも中卒でも大丈夫なんですよ。
残業ゼロ、ボーナスあり、週休2日、社保、学歴が低くても入れるとすれば
凄く好条件だと思いますけど。
高い所に上る仕事ではないので、危険ではないですしね。
他の会社はわかりませんが、当社は社員に好待遇を用意してますからね。
本気で募集かけてないから、見つからないんだろうと思ってます。
ホワイトカラー&ブルーカラーの職業
そういえばですが、AIの到来によりホワイトカラーと言われる職種、
いわゆるIT系の方々の仕事がなくなるなんて聞きませんか?
AIを使ってデザインしたり、文章作ったりができるようになり、今後さらに加速していくAI。
ブルーカラーと言われる仕事はパソコンやAIでできません。
一部業務改善はできて効率アップはできるが、実作業ではない。
ザックリですが、世の中的に
車修理業、整備業、建築、土木、美容室、水道、飲食など必須業種ですよね。
例えばですがパソコンがあっても、水道管が破裂しても直せませんよね。
これからは実際のリアルなサービスや体験を提供できる職種が強いと思います。
なり手がいないんですもの。勝ち組になる確率が高いですね。
もう少し、目立たない仕事に目を向けるのもアリですよね。
目立たない仕事は、ほとんどの人が知らない仕事です。
でも世の中的に必要な仕事であれば、誰かがやらなければならない。
そういった職種も人手不足なので、探してみたら自分にピッタリはまるかもしれませんね。
そしてITなどのホワイトカラー職種はAIに仕事を取られるという見方で伝えましたが、IT系の人がいなければ、そもそも仕事の確保、効率化も進まないので、絶対に必要ですよね。
何が言いたいかというと、
ITの人の仕事が完全になくなるっていうよりは、現場系の仕事を増やしたり効率化を促進してきたけど、今ではそもそもの現場作業員がいないから、仕事量があっても捌けないという現実があるという事です。
例えばですが、ホテルだとしましょう。
ITを駆使し、ネット戦略でお客様を確保できたとします。
それも満室です。良かったですね。
明日も明後日もすごく問い合わせが多い。
喜ばしい事です。
ですが、実際現場はどうでしょうか?
室内清掃をする人がいない。調理する人が一人しかいない。
ホテル(会社)にお金はあるから募集するが入らない。
老舗ホテルなので、これからもずっとお客は絶えない。
業務効率化も進めました。一部業務は効率よく進められます。
しかし長期間も求人かけているが効果サッパリ無い。
やはり限界があり清掃員が少なく、夕方まで掃除が終わっていない。
だからチェックインできない。食事の配膳や片付けに時間がかかる。
なんてことも良く聞くようになりました。
さて、どうしたら良いですかね?
誰か新人が入ったとしたらどうでしょうか?
その人には辞めて欲しくないから、物凄い良い待遇が待っていると思いますよ。
車業界も同じですね、新人は大切にされるでしょう。
だって、車修理屋になりたい若者が少ないんですもの。
将来自分の工場を持つんだ!なんて若者には最近出会う事がなくりました。
残念でなりません。そんな若者に会いたい!と切実に思います。
そういばですが、
何者かになりたい。という若者がいるそうです。
何者。それについては最後に語りたいと思います。
板金塗装業者は搾取されている?
最初に言っておきます。悪口でも愚痴でもありません。そういった傾向があるという事です。
板金塗装の業者は大変です、全てのお客様ではないですが一般ユーザーからは
『安くして』とお願いされる事が多いです。
ディーラーでは安くしてと言わないのに、町工場では言いやすいんでしょうか。
昔よりはそういった方も減った気がします。
安くしたいにも限界があり、20年前の感覚でご来店された方にはビックリされます。
当時よりも塗料の値段だけで言っても倍になってますからね。
そして、業者の案件。元請けから紹介されると、マージンの要求があります。
業者なんで仕方ない構図ではあります。紹介してもらっているので感謝ではあるのですが。。。
ここからは全国の知り合いの同業者の話です。参考までに見てください。
そのマージンは15%から50%と聞きます。平均で30%が多いと聞いてます。
工賃の30%を元請けが紹介料として貰うイメージです。
保険会社に叩かれる?
保険修理の場合は、保険会社から金額が合わないと値引きを要求してきます。
ある程度の値引きをしないと協定ができず、入金がなくキツい状況になります。
確かに保険金詐欺をしている業者も存在しています。それらの不正を防ぐ為に保険会社は
ある水準を作り、鈑金屋への支払いを均等にしているのです。
それにより悪い業者を精査できますからね。素晴らしい事だと思います。
ですが、僕からするとそのある基準が問題なんですが、あまり書いてしまうと、僕の命を危険にさらす事になるので書きません。笑
話は戻ります。
あれ?
この話にでてくる全ての人から値引き要求や、中間マージンを取られてますね。
この25%から30%は良いほうだと聞く事があります。
僕が知る限りですが、地域性や場所、業者によっては最大で60%を求められる事があったようです。
さすがに60%やばいでしょ~、やりすぎでしょ~。
上記で例えると
元請け案件でマージン60%の会社からの事故修理依頼
車両保険修理で120万を保険会社へ見積書提出
金額が合わないと100万になりました。
その100万円の仕事をして、業者へ60万円持っていかれる。
120万円の仕事を40万円で作業するんです。
これが30%だったとしても120万の仕事を70万で作業するだけです。
それではお金が残る訳がありませんね。待遇良くしたくてもできないよね。
そりゃ世の中の鈑金屋さんが消えていく訳です。人手不足なんぞ改善できる訳がありません。
そもそもなんでそんなにマージン率が高いのか?
それは過去に板金塗装屋が増え過ぎた結果なのかもしれません、同業者が多すぎて価格競争になったんだと思います。それでディーラーなどの仕事があるところに、営業いって、よりマージンとってくださいとなれば、マージンを多くもらえる方に流れます。それをやり過ぎた結果でしょう。
仕方ないといえば仕方ないです、その当時はまだ人口も多く、資格なくても始められる業種ですから、どんどん競合他社は増えていったからそうなりますよね。
その文化が長年続いた結果
結局儲からないので、どんどん廃業していきました。毎年多くの板金塗装店がなくなっています。
人手不足倒産もあるでしょう、僕が若い頃にはあった板金屋さんが今では廃墟になっている所をよく見かけます。一般ユーザーを多く獲得できた会社だけ残っている気がします。それはマージンが無い分、サービス向上ができ、人員の確保ができたり、お客様へ還元してるケースもあるようです。
業者の案件だけ作業していた会社は窮地に立たされている状態が長く続きました。
結果、元請けが板金塗装案件を出せる外注先がなくなってきたのです。
どうなったか? マージン率が軽減されてきたのです。
正直、遅いよって思います。もっと早くからマージン率を軽減していてくれたら、
こんなにも板金屋が少ないなんて状況にはならなかったはずです。
確かに元請けがないと、修理台数を集めるのは苦労します。感謝できる部分は多いです。
とは言え、マージンの率次第ではその板金屋は倒産します。
もし元請け系の業者さんが、これを見てくれたとすれば、
もう少し板金屋含め外注先の数字を考えてあげて欲しいです。
ほとんどの板金屋は社長が寝ないで働いていたり、
スタッフの確保がうまくいかない、設備投資もできない会社が多いのです。
他の理由での廃業
東京都23区内にあった板金屋さんは、なんと駐車場の確保ができなくて廃業したところもあったそうです。
それは借りている駐車場の高騰です。車の置き場に1台あたり安くても2万~3万程度、高いと5万円とか。
お客さんの車を預かりたくても預かれない状態だったそうです。
家賃、電気代、材料費高騰を価格に反映できなかった会社も廃業している。
様々な事情を乗り越えた強い板金塗装屋さんは、一般のユーザーを多く抱えてるし、
業者さんとも良い関係を築いている事が多い為、マージンがあっても、なんとかやっていけてます。
ですが、保険会社による値引きは必ずあります。
保険会社による値引きが無かったとしたら物凄く安い見積もりをしている会社なので、
そもそも経営が厳しい状況なはずです。
それでも経営が安定しているとそれば、家賃が無料だとか、他に副業やビジネス構築をしているかです。
搾取とは言いすぎかもしれませんが、
板金塗装屋さんは、そういった日常を数十年にわたり経験しているのです。これが業界の現状です。
とか言いながらも、ちゃんと儲かっている業者さんも見かけます。
お客様はもちろん社員の事を大事にしている会社は伸びています。
タキザワ自動車もその一社として成長を続けております。
先人の人達が、若い人を雇わなかった
知り合いの町工場さん(数社)のお話です。
ほとんどの整備屋さん板金屋さんは、仕事ができる一人前を雇いたがります。
経験者のみの募集なんてことは当たり前でしたね。
なぜか?
すぐに収益に直結するからです。
ずっとそのスタイルを続けた会社が多いので、
今現在、40代ですら少ない業界になっているんです。
2000年ごろ、就職氷河期で若者が仕事が無い時代、僕が若い頃です。
収益をすぐに生む事ができない若者は不要だったんです。
私が20歳ごろ、本当に就職先が見つからず困ったのを覚えています。
そんな若者が沢山いたのです。
ですが、おじさんたちは経験者として転職すると給料が上がるので、
簡単に職場も見つかるし、偉そうな人も沢山見てきました。
当時のおじさんは40代と仮定しましょうか。
団塊の世代の次世代あたり。かなり人口が多い世代です。
そのわんさかいるおじさんたちも、あれから25年経過し、
現在は65歳を超えて体力の限界でしょうか、退職する人が増えていきます。
わんさかいたおじさんが一気にやめたらどうなりますか?
極端な人手不足に陥っています。
60歳超えのおじいちゃんだらけの会社に、20歳そこらの若者が就職しますか?
いくら待遇が良くても入社しないですよね?
今となれば、若者を雇えばよかったなんて言われても。
その時、車を修理できない若者を雇える資金力がなかった訳で、
自業自得と言えば、それまでなんですが。。。。悲しいですね。
今を生きる不安を抱える若者たちへ。
何者にもなれない?
先日テレビで見ました。何者になれない若者を特集してました。
何者とは、何か突出した人になりたいけど続かないというもの。
回りに流されて就職はしたが、3日で退職し。元のアルバイト生活に戻る。
大学卒業をして、希望の就職先に入れず、引きこもりになってたり。
退職希望をかなえてくれる会社なんてものも話題になりました。
何者になれず困っている人の特集を見て、いろいろ思う事がありました。
皆さんは何者になりたいですか?
5年後、10年後に何になっていたいですか?
大抵の人はお金持ちですかね。
お金持ちになってドバイで毎日シャンパン開けていくような生活ですか?
お金持ちになって高級車やスーパーカーに乗ってブランド品を爆買いしますか?
SNSで見かける画像や情報に、胸を躍らされてませんか?
大丈夫です。ほとんどの方はなれないと思ってください。
一発逆転なんてありません。
奇跡(宝くじが当たるなど)が起きる事はほとんど無いのです。
もう少し幸せのハードル下げませんか?
奇跡が起きないという事は、自分で安定した何者かにならないと将来危ないですよ。
板金塗装職人になりませんか?
突然ですが、板金塗装職人になりませんか?
手に職って、物凄いチカラなんですよ。
景気が良くても、悪くても、仕事を失う事がない。それが板金塗装職人。
職種により危ない業界もありますけど、板金塗装業界は今のところ全然大丈夫です。
整備士は大変です、資格を取るのが大変。年数がかかります。
しかしほとんどの板金塗装会社は資格不要です。
中卒、高卒でも入社可能な会社が多いし、車関連の中で一番入りやすい業界かもしれません。
車業界のアフターマーケット
車のアフターマーケットで一番儲かるとされてるのって何だと思います?
車検、板金塗装、カスタム、コーティング、洗車、他様々ありますが、
実は、板金塗装なんです。
1台の単価がすごいですからね、修理代50万、100万なんてザラですし。
そりゃ大変ですけど、一番お金が動きやすい仕事ですね。
とは言いながらも、どの分野(車検、カスタム、コーティングなど)も真剣にやれば稼げます。
その人次第って事ではありますよね。
アルバイト・パート・非正規
学生さんは別として
学業を終えて、現在アルバイトやパートをしている方を否定はしません。
そのおかげで回っている業界もありますし。
本人が良ければそれでいいんです。
でもですよ。
将来が不安だったりしませんか?
モヤモヤしている気持ちがあるならば、行動しませんか?
決断は早ければ早いほど良いと思います。
早い人は18歳からこの業界にいます。
職人になるならば早く仕事を覚えるか否かです、今からじゃ遅いと思っている方。
それは自分が勝手に決めたハードルです。
25歳からでも30歳からでも本気の人はやりきれるでしょう。
板金塗装職人の仕事って良いもんですよ。
誰かの為に汗水流して、喜んで貰う。人の笑顔を見る。
一生懸命働いたお金で家族を笑顔にする。
腕が良くなっていく実感がある。さらに上を目指す。
ドバイでシャンパンは開けなくとも、仕事終わりのビールは圧倒的にうまいです。
そして新車を買ったり、新築一戸建てを買ったり。
20代の人で言えば、10年かからずに頑張ればその領域に行けるはず。
少なからず、タキザワの社員は20代から30代で新築一戸建て買っている方が数名います。
残念ながらスーパーカーは乗ってませんけどね。笑
国産の新車は乗ってます。十分だと思いませんか?
残念ながら僕の業種でドバイでシャンパン開けて、
美女に囲まれて、スーパーカーでブイブイ言わせたいという願いは叶わないです。
だけど、自分の腕で家族を幸せに導く事は十分にできる収入は確保できます。
板金塗装職人でなくとも、どんな職人でも良いと思います。
大金持ちにはなれないけど、普通の生活レベルを支える事は実現できるはず。
リアルなサービスを提供できる人になれたら勝ち組だと思います。
しかもお金だけじゃないんですよ。
人から感謝される、頼られる、生涯にわたりそれが続くんです。
すごく素晴らしいと思いませんか?
サービス業って大変
人間は誰かの役に立つ事で、対価を貰えます。
ここではサービス業だけでお話しますね。
髪の毛が伸びた、美容室に行きキレイになった
旅行に行き、ホテルに泊まった
肩こりが酷いのでマッサージ店で楽になった
おいしいラーメンを食べた
車をぶつけて修理をしてもらった
かならず需要と供給が存在し、対価としてお金が生まれます。
お金は他人しか生み出す事ができません。
サービス業は他人を喜ばせること、満足させることが大事なんです。
誰かを喜ばせる。
その為に努力が必要です。長い時間も必要です。苦労は必須。本当に大変です。
ここで言う努力とは自分の信じた分野を真っすぐに勉強し、取り組まなければならない。
知識はもちろん、経験値や能力がアップしていれば、他人をさらに喜ばせる事が可能になる。
サービス業の本質はそこにある気がします。
その努力はその業界を引退したとしても
決して無駄になる事はなく、人生を豊かにしてくれるはずです。
現代は早期退職者が多い
会社側の責任もあると思いますが、実際どうなんでしょうか?
1日目で嫌になり、2日目で退職するとか良く聞きます。
せっかく専門大学校や、大学4年通って、就職したら、こんな人間達と仕事したくない。とか
思ってた仕事と違ってたとか。って思うらしいですよ。そしてすぐ退職。
それこそ退職代行サービスを利用するなんてニュースで良く見ましたよね。
数日とかで辞めるならば、それはそれで本人は良いですけど、会社側はたまったもんじゃないですよ。
社会保険の手続きだとか、部署の配置、いろいろ考えた上で採用してるんですから。
でも本人は嫌なんでしょうから、仕方ないですよね。
即日じゃなくて、半年とか1年での退職する方もいますよね。
半年、1年と続いたが辞めてしまった。
もったいないですよね。そこまでは非常に努力していた子なんですから。
でも。その努力を道半分であきらめてしまう若者が多いのです。
とは言え、ブラック企業に勤めていて、いくら頑張っても報われない会社側の責任も良く聞きます。
それは若者を使い捨てのような感じにしか見えません。本当にやめて欲しい。
若者をなんだと思ってるんですか、未来の会社を支える人材です。
その人達を徹底的にコキつかって、残業代も払わないなんてことも聞きます。
良くあるのがタイムカード押してから仕事しろ。
怖いですねー我が社ではありえないです。
まさか自分が使えない?
会社側の責任ばかり言ってますが、
もしかしたらあなた自信に問題があるのかもしれない事を忘れてはいけません。
他人に『頑張ってるね!』って言われる人になりきれてますか?
頑張っている人の話が↓の方にあります。
厳しい言い方になってしまいますが、
もし言われてないとしたら、もしかしたらあなたに原因があるのかもしれませんね。
話を戻します。
1年だとかの業務を経て、一人前の手前、半人前だとしましょう。
途中まで行ったなら、同業の他の会社でも通用するレベルまでいってから退職すればいいと思います。
そこまでも到達できずに退職するともったいないだけです。
他の会社へ行っても、イチからやり直しになってしまうからです。
説教ではありませんが、若者に伝えたいことがいくつかあります。
誰かのせいにするのは簡単
よく、『自分はこんなに頑張っているのに!』っていう人がいます。
ほとんどの場合。僕は違うと思います。
他人に、『お前は頑張っているな!』と言われた事はありますか?
もし、他人に『頑張っている』と言われたら、本当に頑張っている証拠です。
誰かのせいにする前に、自分がどうあるべきだったか?一度思い返して欲しいです。
※報われない会社もありますので、全てではありません。
誰かのせいにする前に、自分で切り開きませんか?
この会社はダメだ、職場の雰囲気が悪い。
どの職場にも嫌な先輩、怖い先輩、当たりの強い先輩。
あの先輩がいるからやめよう。あいつ無いわー無理だわー。
確かにそう思ったのであれば、そうなんでしょうね。
でも。
その人達も人間です。こちら側の出方で変わるはずです。
一生懸命やっている部下にブチギレたりしますか?普通しません。
仕事終わりに嫌でも食事に誘ってみませんか?悪い顔はしないはずです。
人を変えるには人でしかないですよ。
自分が変われば、相手は変わる。
結果、職場環境は自分が作っている事と同じなんです。
上記が正解とは限りません、
本当にただ性格の悪い先輩かもしれませんので、
それは自己判断でお願いしますね。
自分の居場所はありますか?
自分の居場所。それは仕事の場所です。
場所というのは、物理的な物ではなく、任せてもらえる仕事の事です。
それは存在意義ですね。
あなたがいなければ、その仕事が回らない。
そんなレアキャラになれたら既に何者かになってます。
その時点で回りを見回してください。
きっと新人の頃に当たりが強かった先輩たちも優しくなっているはずです。
何者かになりたい。一瞬で到達できるものではなく、結局は努力の証だと思います。
この考え方は、どの職種でも、どの職場でも同じだと思いますよ。
居場所の確保ができれば勝ちですね。
10年後20年後
当たり前の話ですが、人口減少により、
この車修理業界だけでなく、日本の人手不足はより深刻化していくはずですよね。
サービス業はいずれ破綻を迎える。時期はそう遠くないと思います。
10年ほど前、僕はあらゆる人に言ってました。
いずれ車修理屋がどんどん少なくなり。
納期は長くなり、高額の修理代になると。
高いお金を払って頭下げないとやってもらえない時代が近づいていると。
当時はバカにされてましたが、どうですか?
実際に高くなってきてるし、納期長いのが当たり前になってます。
あれから10年。本当に肌で感じるようになってきました。
これから10年後、もっと納期は長くなり、修理代は高くなると思います。
20年後、人がいなすぎて、もはや修理できないかもしれません。
ぶつけたら買い替え。そんな時代が来るのかも。。。
※伏線(笑)
もし、急激な円高が発生すれな日本で働きたい外国人が増えるので、サービス業破綻までは延命できるでしょうね。ですが人口減少に歯止めが無いと考えると、日本人クォリティは提供されずらくなるはずです。
逆にチャンスという見方もある
人類において車は必需品になってます。その車の修理は必ず必要です。
なくなる事が無い仕事。これから競争相手が減り、価格が上がるとすれば
それはチャンスなのではないでしょうか?
人手が確保できれば、確実に儲かるのは見えている。でもやりたい人が少ない。
実にもったいないと感じます。
当社だけで言っても、この数年で給与はだいぶ上がりました。
将来、腕を身に着けて自分の工場を持ったとしたらどうでしょうか?
そんなチャンスを応援できる体制も整っております。
但し、過疎地域は別です。
そもそもの人口や保有台数が少ないので、人口密度が高いところでの話です。
それは他の必要だとされそうな職種も全て一緒。
過疎地域で人口が少ないけど儲かるのは農業、漁業でしょうか。
他にもあれば勉強の為にも教えてほしいです。
職場を転々と変える人
いつの時代も、同じ業界内でうろちょろしてる人がいますね。
他の職人系の仕事でも良く聞きます。
悪口ではないので、悪く思わないでください。
転職する前に、自分の立場、スキル、雰囲気、次行く会社の調査
できましたか?自分が辞めた後の事、ちゃんと深く考えましたか?
そして自分が新会社に入社した場合、何ができますか?
人によるでしょうけど、転職自体を後悔している人が多いと聞きます。
実際に当社でも退職者が、やはりウチで働きたいと申し出がありました。
再入社を許可した人もいれば、断った人もいました。
隣近所に転職しても、思いのほか自分が大切にされてきたことに気づくようです。
気づいたときには遅いんですけどね。
隣の芝は青く見える
まさにその言葉がぴったりですかね。
友達の彼女がかわいいからと手を出したら、やばいのは想像できますよね。
人生一度切り、一度過ちを犯すと、長年の信用は簡単に崩れます。
あ、これは僕の友人の話で実際にあった話ですよ。笑
ちなみに僕の板金塗装業界には、うろちょろし過ぎて有名になった人ももいましたね。笑
〇〇という名前の人が求人に来たら要注意だと。笑
あいつを入社させると会社をグチャグチャにされるとか言われてましたね。笑
自分が先輩や会社を変える事ができる
車業界にかかわらずですが、
この仕事が好き、でも会社(先輩)がやばい。
だとすれば答えは簡単です、自分が変えていけばいいんです。
良い会社にしていけばいいんです。
あなたが変われば、会社(先輩)が変わる。
小さな会社ほど言える話です。
いくら言っても変わらない、そうじゃない。自分が行動で変えていくんです。
自分次第で、見える景色が変わるんです。時間はかかるかもしれない。
その会社を諦める、見切る前に考えて行動してみてください。
あなたのたった一言で変わるかもしれない。
やってみると、意外と簡単だったなんてこともありますよ。
大きな会社だと、声が届かず厳しい場合もあります。これが全てではありません。
でも動く価値はあると思いますよ。
最後に
様々な側面からお話しましたが、このあたりで終わりたいと思います。
車修理業界が、なくなる事はありません。
先進安全装置がついて事故が減った、確かに事実です。昔より大きい事故は減りました。
ですが事故が減っても、それよりも板金屋さんの方が減ってます。
様々な要因、不確定要素はありますが、昔より仕事量があるのは確かです。
どこの会社も若者を募集しています。
若者のチカラがあれば、この業界の未来も明るいでしょう。
そして若者のあなた次第で、会社の空気や雰囲気を変える事ができる。
会社側(社長も先輩社員)も変わらなければなりません。
少なからず当社は変えてきました。そのおかげか、近年では退職者はゼロです。
他の会社も、入ってきた新人を大切にして、会社を存続させて欲しいものです。
これを読んでくれた若者が車業界への参入を検討してほしい。
そして同業者が会社を良くしていく方向に願いを込めて終わります。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

